組織ブラウザ
組織ブラウザは、デフォルトの組織で利用可能なメタデータ型とそれに対応するコンポーネントを表示します。この機能により、マニフェストファイルを使用しなくても、メタデータのソースを簡単かつシンプルに取得できるようになります。組織ブラウザは、Sandbox や Developer Edition 組織のような、非スクラッチ組織でのみ利用できます。
組織ブラウザを開く
- 組織ブラウザを開く
- 組織で利用可能なメタデータ型を更新する
- デフォルトの組織名
- メタデータ型
- メタデータコンポーネント
- メタデータ型のコンポーネントを更新する
- メタデータコンポーネントのソースを取得する
- メタデータ型のすべてのコンポーネントを取得する
- メタデータコンポーネントのソースを取得し、VS Code で開く
組織ブラウザを開くには、VS Code ウィンドウのサイドバーで雲のアイコン (1) をクリックします。もしアイコンが表示されない場合は、デフォルトの組織が非スクラッチ組織に設定されていることを確認してください。
組織ブラウザを開く際に、デフォルトの組織にあるすべてのメタデータは .sfdx ディレクトリの下のローカルプロジェクトに保存され、組織への呼び出し回数が最小限に抑えられます。
メタデータの一覧表示と更新
組織ブラウザは、デフォルトの組織にあるすべてのメタデータ型 (4) を一覧表示します。コンポーネント (5) を表示するには、メタデータ型を展開します。レポート、ダッシュボード、ドキュメント、メールテンプレートなどのフォルダがあるメタデータ型を展開すると、利用可能なフォルダがすべて表示されます。フォルダを展開することで、フォルダ内のコンポーネントを表示することができます。
メタデータは、組織レベル、メタデータ型、メタデータ型内のフォルダ、およびフォルダ内のコンポーネントで更新することができます。
- 組織ブラウザ (2) の隣にある更新アイコンをクリックすると、組織で利用可能なメタデータ型が更新されます。
- メタデータ型 (6) の隣にある更新アイコンをクリックすると、そのメタデータ型のコンポーネント一覧が更新されます。
- フォルダのあるメタデータ型の隣にある更新アイコンクリックすると、フォルダ内のコンポーネントではなく、そのメタデータ型のフォルダ一覧が更新されます。
- メタデータ型内のフォルダの隣にある更新アイコンをクリックすると、その中に含まれるコンポーネントが更新されます。
コンポーネントの取得
単一のメタデータコンポーネントを取得することも、同じタイプのコンポーネントをすべて取得することもできます。次の取得アイコンをクリックします。
- コンポーネント名の隣にある取得ボタン (7) をクリックすることで、ローカルのプロジェクトにコンポーネントを取得します。
- メタデータ型の隣にある取得ボタン (8) をクリックして、その型のすべてのコンポーネントを取得します。
現在、コンポーネントは sfdx-project.json ファイルで定義されているデフォルトのパッケージディレクトリに取得されます。
メタデータ型の隣にある取得ボタンをクリックすることで、デフォルトの組織から複数のコンポーネントを取得することもできます。取得しようとしているコンポーネントが上書きされてしまう場合は、どのように処理を進めるかの選択画面が表示されます。
メタデータ型のコンポーネントを取得しようとすると、組織ブラウザは、選択された型のコンポーネントリストを自動的に更新してから、コンポーネントを取得します。これにより、拡張機能が既存のコンポーネントについてローカルのワークスペースを正確にチェックすることが保証されます。
メタデータ API の呼び出しは非同期であるため、デプロイと取得を同時に行うと競合状態になる可能性があります。予期せぬコンポーネントの取得を防ぐために、デプロイ操作が進行している間は、注意して組織ブラウザを使用してください。